freebsd-dev/share/doc/ja_JP.EUC/handbook/basics.sgml
Satoshi Asami 4ae0a12bcb Finally, the Japanese version of the handbook. Not in the parent
Makefile yet as John needs to figure out ${LANG}-based doc building.

Please put this in 2.2, or the translators are going to kill me. ;)

Submitted by:	doc-jp@jp.freebsd.org (The FreeBSD Japanese Doc Team)
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1996-11-15 05:14:44 +00:00

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Plaintext

<!-- $Id$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.7 -->
<chapt><heading>Unix の基礎知識<label id="basics"></heading>
<p><em>訳: &a.nakai;<newline>12 October 1996.</em>
<sect>
<heading>オンラインマニュアル<label id="basics:man"></heading>
<p>FreeBSD についてのもっとも包括的なドキュメントは
<em>マニュアルページ</em>の形式になっているものです.
FreeBSD システム上のほとんどすべてのプログラムには基本的な
操作方法とさまざまな引数を説明しているリファレンスマニュアル
がついています。これらのマニュアルは
<tt><bf>man</bf></tt> コマンドで見ることができます。
<tt><bf>man</bf></tt> コマンドの使い方は簡単です :
<tscreen>
<bf>man</bf> <it>コマンド名</it>
</tscreen>
<it>コマンド名</it>のところには知りたいコマンドの名前を入れます。
たとえば、<tt><bf>ls</bf></tt> コマンドについて知りたい場合には
次のように入力します :
<tscreen>
% <bf>man ls</bf>
</tscreen>
<p>オンラインマニュアルは数字のついたセクションに分けられています :
<enum>
<item>ユーザコマンド</item>
<item>システムコールとエラー番号</item>
<item>C のライブラリ関数</item>
<item>デバイスドライバ</item>
<item>ファイル形式</item>
<item>ゲームとほかのお楽しみ</item>
<item>そのほかの情報</item>
<item>システムの管理と操作のためのコマンド</item>
</enum>
場合によっては, 同じことがらでもオンラインマニュアルでは
複数のセクションに記載されていることがあります。たとえば、
<tt><bf>chmod</bf></tt> ユーザコマンドと <tt><bf>chmod()</bf></tt>
システムコールがあります。この場合、<tt><bf>man</bf></tt>
コマンドでどちらを参照したいかをセクションで指定することが
できます :
<tscreen>
% <bf>man 1 chmod</bf>
</tscreen>
とすればユーザコマンドとしての <tt><bf>chmod</bf></tt>
のマニュアルページが表示されます。オンラインマニュアル上の特定の
セクションへの参照は通常、書かれているドキュメントの
括弧の中に示されています。ですから、<tt><bf>chmod(1)</bf></tt> は
<tt><bf>chmod</bf></tt> ユーザコマンドを、
<tt><bf>chmod(2)</bf></tt> はシステムコールの方を示しています。
<p>コマンドの名前を知っていて, 単純にその使い方が分かる場合は
よいのですが、もしコマンドの名前を思い出せない場合には
どうしたらいいのでしょう? <tt><bf>man</bf></tt> に
<tt><bf>-k</bf></tt> スイッチをつければ,
コマンドデスクリプション中のキーワードから検索することができます :
<tscreen>
% <bf>man -k mail</bf>
</tscreen>
このコマンドを使うことで, 「mail」というキーワードを含むコマンドの
一覧を参照することができます。実を言うと <tt><bf>apropos</bf></tt>
コマンドを使うのと機能的には同じです。
<p>それから、<tt>/usr/bin</tt> にある優れたコマンドすべてを目にしても、
それらの大半がどういった働きをするのかまったく見当もつかないときは
どうしたらよいでしょう。単純に、
<tscreen>
% <bf>cd /usr/bin; man -f *</bf>
</tscreen>
あるいは同じ働きをする
<tscreen>
% <bf>cd /usr/bin; whatis *</bf>
</tscreen>
としましょう。
<sect>
<heading>GNU の Info ファイル<label id="basics:info"></heading>
<p>FreeBSD には Free Software Foundation (FSF) によるアプリケーションや
ユーティリティがたくさんあります。こうしたプログラムには
manページに加えて、<em>info</em> ファイルと呼ばれる
ハイパーテキスト形式のドキュメントが付属になっていて、<tt>info</tt>
コマンドや、<tt>emacs</tt> をインストールしているなら
<tt>emacs</tt> の info モードで見ることができます。
<tt>info(1)</tt> コマンドを使うには, 単にこう入力します。
<tscreen>% <bf>info</bf></tscreen> おおまかなイントロダクションを
見るには、<tt><bf>h</bf></tt> と入力します。
クイックコマンドリファレンスは <tt><bf>?</bf></tt> とします。